英語面接が実際に見ているもの
英語面接を前にすると、まず文法や発音が心配になります。けれども面接官が本当に確かめたいのは、この人が英語で仕事をこなせるかどうかです。質問の趣旨を理解しているか、答えが質問に合っているか、内容が筋道立ってつながっているかのほうが、小さな文法の誤りよりずっと重要です。ネイティブのように話すことが目標ではありません。易しい単語でも要点をはっきり言える人のほうが、難しい表現を使おうとして話の筋を見失う人より好印象を残します。だから準備の中心は、表現より内容と構成に置くべきです。
自己紹介は構成で作る
ほとんどの面接は自己紹介から始まります。出身地から学歴、職歴を順に並べると長くなるだけで、記憶に残りません。今どんな仕事をしているか、その前にどんな経験を積んだか、だからなぜこのポジションに応募したのかの三つのまとまりに分けて話せば、短くても流れが生まれます。時間は一、二分以内が無難です。最後を志望動機で締めくくると、面接官も次の質問につなげやすくなります。数字で言える成果があれば一つ入れると具体性が出ますが、誇張した数字は続く質問ですぐに見抜かれるので、事実だけを話します。
よく出る質問のタイプ
質問は会社や職種によって違いますが、タイプは大きくいくつかに分かれます。タイプごとに答えの要点を決めておけば、言い回しが少し違う質問にも対応できます。
- 自己紹介と経歴の要約
- 志望動機と会社・職務への理解
- 強みと弱み
- 具体的な経験の例を求める質問
- 対立や失敗にどう対処したか
- 最後に質問があるかどうか
経験の質問は四段階で答える
難しい状況を解決した経験を話してください、といった質問には、状況、課題、行動、結果の四段階で答えると迷いません。どんな状況だったかを短く説明し、自分が担った課題を述べ、自分が実際にとった行動を具体的に説明し、結果と学んだことで締めくくります。いちばん多い失敗は、状況の説明に時間を使い切ってしまうことです。面接官がいちばん聞きたいのは自分がとった行動なので、そこに最も時間をかけます。チームの成果を話すときも、その中で自分が果たした役割をはっきりさせます。
丸暗記せず要点だけ
答えの原稿を丸ごと暗記すると、一語詰まった瞬間に後が全部崩れ、聞く側にも暗記したことが伝わります。代わりに、質問のタイプごとにキーワードを三、四個だけ書いたカードを作り、その言葉を見ながら毎回少しずつ違う文で話す練習をします。こうしておけば、本番で質問が少し違う形で出ても、要点を取り出して組み合わせられます。経験の例は職務に関係のあるものを三、四個用意しておくと、たいていの質問にそのどれかを当てはめられます。
模擬面接と録音
頭の中で答えを思い浮かべるのと、声に出して話すのはまったく別のことです。実際に話してみると、思ったより長くなる答え、同じ単語の繰り返し、結論のないまま終わる答えが見えてきます。
- 質問リストを混ぜて、無作為に選んで答えてみる
- 答えを録音して、長さと口癖を確かめる
- できればほかの人に面接官役を頼む
- 答えが長すぎたら、結論から言い直してみる
聞き取れないとき、言葉に詰まったとき
質問をはっきり聞き取れなかったら、推測で見当違いの答えをするより、もう一度言ってほしいと丁寧に頼むほうがずっとよい対応です。自分が理解した質問を短く言い直して確かめるのも有効です。答えがすぐに浮かばないときは、少し考える時間がほしいと伝えてから整理して答えてかまいません。黙ったまま慌てるより、ずっと落ち着いて見えます。話している途中で誤りに気づいたら、自然に言い直してそのまま続ければよく、一つの間違いにこだわる必要はありません。
オンライン面接と締めくくり
オンライン面接は音声が少し途切れるだけで聞き取りにくくなるので、環境の点検がそのまま英語の準備になります。面接の終わりに質問はあるかと聞かれたら、職務やチームについての質問を一つ二つ用意しておくとよいでしょう。面接後に短いお礼を送ることもよくあります。前日は新しい表現を覚えるより、準備した要点を軽く見直して早めに休むほうが、当日の聞き取りと会話に役立ちます。
- マイク、イヤホン、インターネット接続を事前に試す
- カメラの高さ、照明、背景を確認する
- 最後にする質問を一つ二つ用意する
- 面接が終わったら、出た質問と自分の答えをすぐ書き留める
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